津市の暮らし。政策実現アンケートの声から。

政策実現アンケート第1弾の結果。津市・三重県の暮らしについて、109件の回答をいただきました。教育・子育て、交通、雇用、防災の4分野の満足度は、いずれも5段階の真ん中を下回りました。いちばん低かったのは交通・移動の便利さ。力を入れてほしい分野では、まちなかの賑わい、道路などのインフラ、子育て、公共交通の4つがほぼ横並びでした。

目次

アンケートの概要

回答期間は2026年3月25日から5月15日。回答は109件でした。

質問は7つ。年代、お住まいの地区、4分野の満足度、力を入れてほしい分野(3つまで)、津市での暮らしの実感、そして「変えてほしいこと」と「好きなところ」の自由記述です。

年代件数
10代15
20代8
30代26
40代27
50代15
60代15
70代以上3
お住まい件数
津市(旧津市)67
津市(旧津市以外)35
三重県(津市以外)6
三重県以外1

30代と40代で、あわせて約半数。10代からの回答も15件。

満足度は4分野とも「3」を下回る

4つの分野の現状について、1(不満)から5(満足)の5段階で伺いました。平均は、教育・子育て環境2.60、防災・安全安心2.58、雇用・若者が働く場2.31、交通・移動の便利さ2.24。

いちばん低いのは、交通・移動の便利さ。「1」か「2」をつけた方が69件で、6割を超えました。

分野ごとの満足度(5段階)

4分野とも平均は真ん中の「3」を下回りました。いちばん低いのは交通・移動の便利さ。

    出典:龍神啓介 政策実現アンケート第1弾(2026年3月25日〜5月15日、回答109件)

    力を入れてほしい分野は、4つが横並び

    11の選択肢から、3つまで選んでいただきました。まちなかの賑わい創出・活性化と道路整備等のインフラ整備が36件、子育て政策の充実と公共交通・移動手段が35件。1件差に4つ。教育の充実と若者の雇用・地元定着が32件で続きます。以下、防災・南海トラフ対策29件、少子化対策25件、医療・介護の充実19件、スポーツ振興と文化の振興13件、行政DX・役所等の利便性向上8件。

    年代によって、いちばん多い分野は分かれました。

    力を入れてほしい分野(3つまで選択)

    全体では上位4つがほぼ横並び。年代で切り替えると、いちばん多い分野が変わります。

    出典:龍神啓介 政策実現アンケート第1弾(2026年3月25日〜5月15日、回答109件)。棒の長さは各年代の回答者数に占める割合。

    「住み続けたい。でも課題がある」が半数超

    津市での暮らしをどう感じているか、4つの選択肢から選んでいただきました。最も多かったのは「住み続けたいが、課題や不満を感じることがある」で59件、54%。「これからも津市に住み続けたいと思う」が36件、「いずれは別の地域に移りたいと思っている」が10件、「将来的に津市への移住・Uターンを考えている」が4件でした。

    住み続けたいという回答は、あわせて95件。うち59件が、課題や不満もあると答えています。

    津市での暮らしをどう感じているか

    半数を超える方が「住み続けたいが、課題や不満を感じることがある」と回答。

      出典:龍神啓介 政策実現アンケート第1弾(2026年3月25日〜5月15日、回答109件)

      変えてほしいこと

      「ここを変えてほしい」という自由記述の回答は、109件すべて。テーマごとに紹介します。

      道路と交通

      中勢バイパスに触れた回答が6件。バイパスなのに信号が多い、渋滞して機能していない、という声。雨の夜に中央線が見えにくいこと、高架化や合流のしかたの見直しを求める声多数。

      場所を挙げた指摘も。今徳から櫛形に抜ける道の2車線化、国道165号の整備、津駅近くの踏切の地下化。大谷踏切の東側では、朝8時ごろに車と歩行者、自転車が入り混じる交差点について、歩車分離の信号、車線の使い方、一方通行化という具体的な提案も寄せられています。

      バスの本数や路線に触れた回答も6件。1時間に2、3本しか来ない、久居駅のバスを増やしてほしい、高齢の親が免許を返納できない、という声。アンケートにはありませんでしたがデマンド型(津市ではリクエスト型)のバスについての意見もあれば参考になりましたね。

      自転車と歩行者。自転車が通る部分の整備、歩道のどこを自転車が通れるのか分かりにくいこと、津駅周辺の駐輪場の放置自転車。通学の時間帯にスピードを落とさない車の取り締まりを求める声。

      津駅と中心市街地

      津駅に触れた回答は11件。駅に楽しさがなく人が立ち寄らない、テナントが空いている、駅の周辺にスーパーがない。津駅前や大門の再開発を早くすすめてほしいという声がある一方、駅前にビルを建てる発想に疑問を持つ声もありました。

      大門の商店街に賑わいが戻ってほしい、センターパレスに企業を誘致してほしい、という声も。車社会なので駐車場を整えれば活性化するのでは、という意見、松阪市のような市内の店で使えるポイント還元を求める意見。

      一方で、合併後は中心市街地ばかりが潤っているので周辺にも配慮してほしい、という声もありました。美杉や、郊外の古い団地に目を向けてほしい、という声が続きます。

      子育てと教育

      保育園に入園について、夫婦ともフルタイムでも一次募集で内定しなかった、選考の点数の基準を見直してほしい、高茶屋や久居は子どもの数に比べて保育園が少ない、という声。これは本当によく聞きます。

      また、公園の数ではなく遊べる場所がほしい、という声は10代の方から。室内で体を動かせる遊び場、久居や津市南部の公園、古くなった遊具の更新を求める意見。

      学校では校舎や設備の更新を求める、夏や冬でも授業中以外は冷暖房をつけられない学校がある、県立高校の音楽室や調理室などの設備が整っていない、という声。学童への支援、共働き家庭のPTA役員の負担。給食は無償化より量を増やしてほしい、という意見も。

      支援が必要な子どもと家庭。医療的ケア児の泊まりの預かりや通学支援、教育・医療・福祉をつなぐ専門職の配置、産後ケアや母子の訪問看護、こども家庭センターや児童相談所の人手。

      医療と防災

      小児の夜間診療について、応急診療所の受付が夜10時半で終わり、子どもの高熱で救急車を呼んだ経験が寄せられました。自分で運転して行けるのに、救急車を呼ばないと診てもらえない。そのもどかしさが書かれていました。せめて深夜0時まで対応してほしい、という声です。医療従事者の不足や働き方、重症のときの受け入れ先、救急と病院の連携を挙げる声も。

      防災では南海トラフへの備えとして、高台の避難場所や井戸のある公園、海側の避難タワー、避難所の備蓄を求める声。ハザードマップを見てもどこへ逃げればよいか分からない、という声も。

      スポーツの環境

      部活動の地域移行で、中学生の練習の場がない、学校の施設を貸してもらえない、という声。小中学校の体育館も同様です。新しいクラブチームが使えない、という声。松阪や伊勢、鈴鹿、四日市、伊賀と比べて人工芝のグラウンドが少ない、という指摘もありました。

      雇用と行政

      雇用が少なく時給が低い、進学や就職の選択肢がなく若い人が県外に出ていく、という声。県や市の働き方改革の施策が中小企業に届いていない、人材を活かしきれていない、という意見も寄せられています。

      行政に対しては、技術職の定員割れや離職、市の事務が自治会に任されていること、協議会が多く一部の意見で政策が決まること。県庁所在地らしさを求める声は、複数。

      そのほか

      外国人の受け入れに関する意見が7件、メガソーラーなど太陽光パネルの設置に関する意見が3件。税や物価高への対策、ゴミや不法投棄、空き家の木の撤去、防犯カメラの設置、平和への願いを挙げる声もありました。

      好きなところ:自然と食、眠っている資源

      「好きなところ・誇りに思うこと」の回答は85件。

      自然、海と山、食べもの、温泉、歴史。このあたりに集まりました。名前が挙がったのは、榊原温泉、津観音、津まつり、偕楽公園の桜、うなぎ、津ぎょうざなど。ほかに、御殿場海岸の潮干狩りや花火、長谷山の見晴らし、大門商店街の着物week、伊勢へ続く餅街道、公営の温泉。

      暮らしについては、都会すぎず田舎すぎない、都市と自然のバランスがよい、大都市へ出やすい、人がやさしい、という声。消防団員が多く防災面で安心できる、という声も。あわせて、観光資源は豊富なのに眠っている、よい財産があるのに埋もれている、という声も。津城や津観音の周辺が整っていない、魅力の発信が足りない、という指摘です。

      結果を受けて

      住みやすい。でも、もっと街が盛り上がってほしい。もっと県庁所在地らしく便利になってほしい。この街にプライドを持ちたい。109件の回答を、私はそう受け止めました。

      これからこの政策ブログで政策提言を行っていきますし、もちろん、議会での一般質問や平時の活動にも活かしていきます。今回報告したアンケートに関連する意見でもなんでも構いません。引き続き皆さんの声を届けてください。ホームページのご意見フォームからいつでも募集しています!

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