気迫があと一歩の差を埋める

今回のワールドカップは好ゲーム続発。見逃せません。また、放送も絶妙に観戦できる時間帯。最後の試合がだいたいAM3:00か4:00で、この時間帯はさすがに厳しいですが、それより前の時間帯は見ることができるんですよね。当然、やらねばならない仕事や読書はそのあとに。寝不足気味の生活が続いています。

フィジカル・縦に早いサッカー

多くの試合を見ていて感じたのはまさにフィジカルの強さとカウンターを含めての縦への速さ。ハリルホジッチ前監督が口酸っぱく言ってたことですね。審判も軽い笛がほんとうに少ない印象で、競り合いやセカンドボールの奪い合いの見ごたえがある。ファウル狙いが吹いてもらえず、切り替えからの高速カウンター、という場面をよく見ます。メキシコのドイツ戦のロサノのゴール、韓国戦のチチャリートのゴールなんかはまさにそれでした。

今日はいよいよセネガル戦。コロンビア戦を見る限り、1人少ない状況を加味しても、日本はフィジカル的に十分やれていたと思います。ただ、セネガルはよりフィジカルが強くスピードがある。加えてコレクティブ。ポーランドも縦パスをかなり引っ掛けられていました。難しい試合になりそうですが、なんとか今日決めてほしいです。

求めるのは魂のこもったプレー

見ることができなかったスペイン−ポルトガル戦はさておき、ここまでの個人的なベストバウトは、もちろんメキシコ−ドイツ戦。そして次点でイラン−モロッコ戦です。どちらの試合も、あと一歩を行かせないディフェンスの気合の入りかたが素晴らしかった。

これはサッカーだけに限りませんが、石にかじりついてもでも勝つ、という魂のこもったプレーが大好き。バルセロナやシティの華麗さも大好きですが、やはりシメオネ・アトレティコの泥臭さ。2016年ユーロでイタリアが見せたサッカーなんかが好きです。

見ていてこころを揺さぶられるのは、むしろどこからそんな力がでてくるんだと感じるほどの「気迫」のほうだったりしませんか。熱いプレー。長友がクアドラードに競り勝った場面のガッツポーズとか大好物です。こういうマインドはスポーツに限らず、われわれの日常生活でも本当に大切だと思います。こういった場面を見て、「さあ明日も頑張ろう!」と心から感じることができるのがスポーツの素晴らしいところです。私は津市においてもスポーツ都市戦略を進めていきたいと昔から考えています。

結局、昨日もドイツがあまりに絶体絶命すぎて最後まで見てしまいました(最後まで見てよかった)。スポーツで一番大切な「流れ」がない中での逆転勝利。ゲルマン魂ここにありでしたね。決勝トーナメントではさらなる熱い戦いが待っているはず。当分、寝不足の生活が続きます。

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