STEM教育とは
STEM教育(ステムきょういく)とは、”Science, Technology, Engineering and Mathematics” すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する語である。2000年代に米国で始まった教育モデルである。高等教育から初等教育・義務教育までの広い段階に関して議論される。科学技術開発の競争力向上という観点から教育政策や学校カリキュラムを論じるときに言及されることが多い。―「STEM教育」Wikipediaより
ここ数年、STEM教育、STEAM教育(プラスArt)といったタームをよく聞きます。 AI技術は飛躍的に向上し、あらゆる分野におけるICT活用がさかんに叫ばれるなか、日本においては、分野の人材が育っていないといろいろなメディアで目にします。
わたし自身は骨の髄まで文系タイプですが、そもそも高校時代から文理で進路を分かつこと自体、反対です。重要なのは、自由に思考ができ、正解のない状況におかれても、自分で答えを求めて動ける力です。ともあれ、これからの時代を生き抜くための教育分野であることは間違いありません。
特に、高い基礎学力が高等教育の成果につながっていないことが問題(現代ビジネス 記事参考)だとおもいます。修士、博士過程を出た人材の活用およびそのレベルをあげていかなければならないことは自明。日本の教育全体の課題でもあり、地方自治体でなんとかなる問題ではないかもしれません。
とはいえ、加賀市の事例(日経BPS総研 記事参考)にもあるように、地方自治体でもできることはあります。記事ではプログラミングやロボット技術にフォーカスされていますが、それだけではありません。理数系の分野全体の素養を高めることが必要で、学習指導要領にあるプログラミング教育にしても、それを言い訳にやり過ごすことはあってはならないですが、具体的なテクニックよりも思考方法に重きがおかれているイメージです。おぼろげな理念だけでは教育はよくなりません。いずれにせよ、STEM教育に限らず、明確な意識をもって、具体的な教育の施策を考えていきます。