先週末から体調が優れず、昨日今日と予定をキャンセルして養生することに。今週なかばからしっかり動けるように治したいと思います。そんななか先週日曜日、四日市青年会議所主催の「市民議会〜みんなで考えるまちの未来〜」に参加しました。所属する津青年会議所の委員会でも方向性を同じくするものを企画する予定ですので、その参考ということもかねて。
冒頭の開催趣旨では、地方分権を考えるとき、市民参画・行動と協働の大切さを感じる、ひとりでも多くの人の意見を集約し提言する必要性がある、とのコメント。私は、議員の数というものはある意味、その問題意識や政策の多様性の反映だとおもっているので、当然その機能を果たしているという大前提があっての話ですが、ある程度は重要であるとの考えです。ただ、もしそういったフィルターの数が少なくても、有権者が積極的に市政にかかわり、熟慮をもった判断や行動でその意思を反映させる仕組みがあればいいですよね。
今回の「市民議会」では、たとえば、大学生グループ、地域住民グループ、経済人グループなど、あらかじめグループをわけて事前に議案を考えてもらってありました。また当日は、議長選出、議案提出・質問通告・質問・答弁と、議会の形式にのっとりで進行されていました。 いつもは質問側に立つ市議会議員がアドバイザーとなり、質問に答えていくかたち。いわば執行部役ですね。普段とは逆の立場であるわけです。知り合いの市議会議員も数名参加されていましたが、議案が事前に準備されていたところをみても、答弁に準備があったようですが、うまくやり取りをされていました。県議会や市議会議員を何らかのかたちで参加させる場合は、このように議論がズレないような工夫が必要ですね。その後、担当のグループごとに意見をやり取りし分科会形式で話し合うかたちで、情報交換。
最初から見学させていただいて、感じたことは大きく2つ。まず、議案をあらかじめ一部のものに担当させることはどうなのかとうこと。つまり、その場で周到に用意された資料をつかって議論をしていく方式をとるか、あらかじめ議論をルートにのせておくかの違いです。そして、もうひとつは、まとめた意見をどう取り扱うのかという問題。今回の「市民議会」を見ていていて思ったのは、討論型会議というよりは、まさに読んで字のごとく、議会、「模擬議会」的な意味合いが強かったのかなということです。実際に市民参画といえるためには、結論にいたるプロセスや結論の取り扱い方を工夫していく必要があるなと。この点はよく考えて、わたしたちも企画をしていきたいと思います。