津市では、地域の集まりの場をつくることを目的に、「ふれあい・いきいきサロン活動支援助成事業」を社会福祉協議会に委託をして、介護予防活動の地域展開を目指しています。( 津市社会福祉協議会「ふれあい・いきいきサロン」http://www.tsu-shakyo.or.jp/welfare/salon.html )
サロンの内容、レクリエーションはさまざまありますが、地域の住民、特に高齢者のみなさんが集まることのできる場所をつくることは、介護予防の観点のみならず、孤独感を解消し、生きがいのひとつにすることも期待できます。
駅前サロン@成美地区
ポルタ久居のスペースを利用しています
こうしたサロン事業のひとつ、久居成美地区の駅前サロンにお邪魔をしてきました。1週間に1度、ポルタ久居1階南側のスペースを使って、いろいろなレクリエーションをしているそうです。なにより、気の合う仲間や知り合いとおしゃべりができるスペースがあるというのが大きいですね。
短い間隔で定期的に、というのが素晴らしいとおもいます。充実した事業であっても単発にとどまってしまうと、「つながりをつくる」といった観点からは、もうひと押し効果が薄れてしまうイメージです。
孤独について
昨年、イギリスで「孤独担当大臣」が設置されたとのこと。高齢社会の進行のみならず、核家族化、ICT・SNSの発展など、さまざまな社会状況の変化により、孤独を感じ、また実際に孤立している人々がいます。孤独を人材活用や健康面から社会的損失ととらえ、対応していく方針を立てたものです。
少し調べた限りでは、具体的な政策はまだ見えてきていません。しかし、孤独に対応するには、社会的にみても経済的にみても、地域の役割が最重要であることは間違いありません。非常にファジーな分野ではありますが、あらゆる年代の孤独について考えることは、わたしも課題としていることのひとつ。垂直的な政策で包括的に解決できる問題ではないので、分野横断的にアプローチすることによって、施策を考えていきたいとおもいます。