別府訪問、国際観光都市の活気

1日だけの日程で別府を訪問。視察ではなく別の用事も兼ねてということで、じっくりというわけにはいかず。ざっとの感想ですが、まさに観光の街。別府駅周辺を歩いていると、外国語、特に韓国語と中国語が飛び交っていました。東南アジアや西洋の方もちらほら。もちろん日本人観光客も多いです。温泉という産業が市全体を特徴づけているのがメリットですね。たとえば◯◯市の◯◯温泉というかたちではなく、別府=温泉というのは最高のコンテンツだと思います。「温泉」から派生する特産・名産なども、市全体で規模をもって進めることができ、やりやすそうです。

別府湯の花

ゴールデンウィークということもあったのでしょうが、砂湯は2時間待ち。明礬温泉やお土産物のコーナーもすごい賑わい。ちなみにここで作られる「湯の花」は、明礬温泉の温泉蒸気を結晶させて作る天然の入浴剤で、江戸時代から変わらない製法で生産されています。製法は国の重要無形民俗文化財にも指定されているそうです。地獄めぐりはできませんでした。


別府市の関係者の方と少しお話する機会があったのですが、なるほどと思える施策も。一般質問でとりあげようか思案中ですが、内容は葬儀に関する行政窓口に関連するもの。ワンストップのサービス、窓口の一本化という施策は多いのですが、葬儀等に関することは馴染みがないこともあり、考えたことがありませんでした。津市の現状を聞きたいと思います。


温泉のまち、APU(立命館アジア太平洋大学)の存在、大分市のベッドタウン。地理的環境的にめぐまれているとはいえ、失礼ながら人口12万の都市にこれほどの活気があるとは思いませんでした。地元久居にも榊原温泉という名湯があります。これまで観光に関する政策はあまり考えたことがありませんでしたが、この街の活気を見て、正直考え方を改めました。”目立たない”といわれる津市の現状をなんとかしたい。その方向性として、私は子育て環境や福祉、教育などの生活分野での充実からという気持ちがやはりありますが、PR方法を含めての都市の観光やイベント、名産品も考えていかなければならないですね。民間との協同、もっといえば民間の方々の活動をサポートするのみのやり方がいいのかなと思いますが…要勉強分野です。

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