議員定数について

▼ 議員定数特別委員会の委員となりました

何を根拠に適切な数を出すのか。栗山町(議会改革の先進地です)の少し古いレポートでは、北大の教授が以下の議員定数削減要因をあげています。同レポートにも書いてありますが、なかなか合理性のある基準がないのが難しいところです。

・財政要因:厳しい財政を考えて議会費の削減を図る
・横並び要因:同規模自治体や近隣自治体の状況をみて
・人口要因:人口が減少しているから議員も減らすべき
・不信要因:議会および議員が相応の仕事をしていない
・選挙要因:立候補者が少ない

財政効果をどう捉えるかは人それぞれですが、このなかでいえば、個人的には横並び要因と不信要因が大きいのかなと。人口が減っているから議員の仕事が減るという因果関係はない実感。いずれにせよ、このように専門家も含め、いろいろな人の意見や分析を聞いてしっかり調査していくべきです。

▼ どういう議会を目指すかの議論とあわせて

議会は執行機関ではありません。基本的には数が多いほど意見の吸い上げや、チェック機能がはたらきます。理想の議会の姿を定め、それに向けて行動していくことが主であり、議員定数の問題は従たるもの。言い古された言葉ですが、議会改革の方向性を同時に示していく必要があると思っています。

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